中村学園大学、中国語教育に中国政府実施のYCT、BCTを全面採用

〜日本YCT/BCT事務局セリングビジョンと連携〜

                           

平成21年4月1日
中村学園大学・中村学園大学短期大学部
日本YCT/BCT事務局・セリングビジョン株式会社


 中村学園大学・中村学園大学短期大学部(福岡県福岡市、学長:藤本淳)は、セリングビジョン株式会社(東京都港区、社長:岡部秀也)と連携して、平成21年度から、アジアゲイトウェイの九州福岡を拠点にして中国政府実施のYCT(小中高・中国語検定試験。日本の大学生の初中級者向き)とBCT(ビジネス中国語検定。中国ビジネスに有用な世界標準の語学試験)の中国語の検定試験を採用し、当大学の学生などを対象に本格的な中国語授業を開始いたします。日本の大学の中で、新入生から初級・中級のYCTを中国語授業に取り入れて、高学年に高レベルのBCT受験を目標にするカリキュラムを作り上げようと計画する学校は中村学園大学が初めてです。
 本大学では日本YCT/BCT事務局のセリングビジョンとの連携協力を得てこれまで実用的な中国語教育のあり方を検討してまいりました。3月21日のBCT試験は本大学を九州会場にして実施しております。今後は中国語を学習する意欲的な学生にはYCTまたはBCTを目標に教育し受験することにいたします。また日本YCT/BCT事務局の実施する九州地区の中国語検定試験の主会場として中村学園大学が引き続きサポートを行うことにいたします。
 これらの教育と受験を通じて本大学流通科学部を中心に優秀な学生は中国各地の著名な大学に留学(中国政府が実施の世界各国の優秀受験者が集うサマースクールなど)させることも可能になります。また同事務局と連携して中国の大学や産業界との教育・科学・文化の交流や経済ビジネス交流に積極的に努めていきたいと考えております。
 今後、セリングビジョンと中村学園大学は具体的なYCT、BCTの教育指導方法などを詰めていくことにしております。

この件に関してのお問い合わせは
○中村学園大学・中村学園大学短期大学部
【担当】学部・大学院事務室(芹田・金)
【住所】〒814-0918福岡県福岡市城南区別府5−7−1
【電話】092-851-2531代 【FAX】092-851-6514
【HP】http://www.nakamura-u.ac.jp/

○日本BCT事務局:セリングビジョン株式会社
【担当】 小川、長瀬
【住所】〒105-0003東京都港区西新橋1−9−1
【電話】03-5251-3101 【FAX】03-5251-6020
【メール】info@sg-vn.com
YCT/BCTの詳細内容はhttp://www.bct-jp.com/

以 上

<参考>
1.中村学園大学・中村学園大学短期大学部
学校法人中村学園(理事長:中村量一)の経営する大学、短期大学部。
大学院・大学・短期大学部の在籍学生数 :約4000人。
学長:藤本 淳
大学沿革等: 大学は、昭和40年の家政学部の設立から開学43周年を迎え、短期大学は昭和29年の福岡高等栄養学校の設立から開学54年を迎えております。
現在、大学は、栄養科学部、人間発達学部、流通科学部の三学部とそれぞれの学部に修士課程(栄養科学部では修士・博士課程)が連接している。短期大学部は、食物栄養学科、キャリア開発学科、幼児保育学科から成っています。短大3万名、大学1万名を超える卒業生は、管理栄養士・栄養士、小学校・幼稚園教諭、保育士、公務員、銀行、商社、流通業、食品産業、その他多岐に亘る企業で活躍しております。
本学は、知的情報を発信し、人材を育成して社会に送り出すという大学の本来の機能のみでなく、大学・短大・大学院・付置研究施設が連携して地域貢献、産官連携事業、国際交流にも積極的に取り組んでおります。
場所:福岡市城南区別府5−7−1 福岡地下鉄「別府駅」1番出口より徒歩1分


2.日本主催者 :セリングビジョン株式会社(中国名:东电超远景公司)
東京電力の社内起業制度を活用して平成14年に東電社員が設立したIT教育会社です。都心部を拠点に法人向けのITソフト・ハードの販売および講演・研修事業、市場調査・コンサルティングを行っております。近年では、中国語の検定試験の日本導入とITを駆使した遠隔教育に力点を置いており、特にBCT普及に努め、日本BCT事務局を運営し、北京事務所も正式開設しております。
資本金3500万円
社長岡部秀也
URL:http://www.sg-vn.com
本社:東京都港区西新橋1-9-1
ビジネス向け研修とインターネットパソコン会議を組み合わせた国内・海外との実践的な遠隔教育を目指しています。中国語、英語の翻訳や出版事業および三ケ国語によるWEBの企画制作も展開中です。

3.中国政府(教育部)認定の中国語検定試験について
  中国政府は、中国語学習の世界的な学習者のニーズの高まりに対応して、様々な分野における、異なる学習能力レベルと世代に応じて下記の三つの検定試験を実施あるいは準備をしております。日本での導入は、これまでHSKのみでしたが、2007年10月27日に第一回YCTを実施、同年12月22日に第一回BCTを実施して以降、2008年にはYCT、BCTを各2回実施しました。2009年は、YCTは2回、BCTは3回開催の予定です。
  本年、BCTはすでに3月21日に中村学園大学をはじめ全国各地で実施。YCT、BCTは中国語を母語としない方々を対象とする国際標準の中国語検定の試験です。
○ YCT(Youth Chinese Test=小中高・中国語検定試験)
  青少年向けに中国語の初級、中級レベルの若者が学習し、受験することが適当な検定試験です。
  日本では、高校(全国600高校程度が中国語学習)までに中国語を勉強する機会は少なく、
  大学や語学スクールで勉強をスタートすることが一般的ですので、大学等での学習者が学び、受験することが適切と考えられます。1級、2級、3級の試験があり、最高級の3級は250時間前後の
  中国語を学び、800前後の語句を理解できる程度です。
○ BCT(Business Chinese Test=ビジネス中国語検定試験)
  ビジネスシーンにおける交渉やコミュニケーションでの中国語を検定する試験です。5段階に級が分かれております。初等レベル以上の中国語能力のある方々はBCTの受験が勧められます。
  いま、日中貿易が拡大し、中国と日本のマーケットに向けての日中のビジネス交流が盛んになっており、BCTは、日本企業やビジネススタッフの中国語学習ニーズがもっとも高い検定試験と判断しております。

  YCT、BCTを実施する中国・国家漢語国際普及指導グループ弁公室(略称:国家漢弁)
  国家漢弁は、中国政府教育部(日本の文部科学省に相当)に属し、世界的に中国語を普及させるための企画・管理・実行を行う政府機関です。世界各国の著名大学などに孔子学院を設立し、中国語教師の派遣や中国語テキストを提供し、ネイティブの中国語の教育サービスを提供しております。日本では、早稲田大学・立命館大学・立命館アジア太平洋大学・愛知大学・札幌大学・北陸大学・桜美林大学・岡山商科大学、大阪産業大学、神戸東洋医療学院、工学院大学で孔子学院が活動をしております。
  また、国家漢弁は中国政府公認の中国語検定試験を総括しており、HSK(漢語水平考試)のほか、近年では青少年・若者向けのYCT(小中高・中国語検定)や、ビジネス向けのBCT(ビジネス中国語検定)を所管しております。
  そして北京大学、清華大学、対外経済貿易大学など中国全土の大学や、高等出版教育社、外研社などの政府大学系出版社等と連携をして、中国語の教育に関するあらゆる活動を総括しており、特に国家漢弁の指定する中国語の教科書、問題集は、世界の教育者などから注目されております。
  URL:http://www.hanban.edu.cn/cn_hanban/
  住所: 中国 北京市西城区徳勝門外大街129号(コ勝尚城A座)

4.関係写真

(中村学園大学キャンパス)

(真中:同大学 流通科学部長 財部忠夫、左から二人目:セリングビジョン社長 岡部秀也)

(平成21年3月21日 BCT実施の同大学会場)

(福岡市長吉田宏様<中央>をセリングビジョン岡部<東京電力出身>と中村学園大学関係者の小林修先生<左。三井物産出身>が表敬訪問し、中国語教育等を意見交換)


BCT/HSK/YCT比較表(PDF)