日本国際貿易促進協会の片寄浩紀専務理事を、岡部社長が表敬訪問

平成21年11月5日
日本BCT・YCT事務局
セリングビジョン株式会社

 本日、日本の中国ビジネスや日中貿易のパイオニアとしての大きな役割を担って来られた日中国際貿易促進協会(略称「国貿促」。本 部 東京都千代田区。www.japit.or.jp)の専務理事でいらっしゃる片寄 浩紀 様を、岡部社長と小林修先生(三井物産出身で当社顧問)が表敬訪問いたしました。
  国貿促は中国と日本とが国交回復する1972年の以前は、日本の中国貿易の代表窓口として、日本の中国ビジネスに関わる企業等を会員として活動してこられ、商務中国語の通訳・翻訳をしたり日本の訪中団の中国各地への派遣や、中国派遣団の日本での案内や広報、受け入れなどを実施してきました。
  片寄先生は、そうした日中間の国交もない時代に島根県出雲市から東京大学法学部に入学され恩師の工藤篁教授と出会われ、中国語を猛烈に勉強し、倉石中国語講習会(現在の日中学院)でビジネス中国語も本格的に学び、68年に国貿促に入社され実業でも通訳・翻訳・折衝を行い日中貿易ビジネス一筋で約四十年間もの間、厳しい時代もあるなかで円滑な日中貿易の拡大発展に寄与されております。さらに96年~98年は、北京事務所長として、中国での日本企業の中国貿易を支えておりました。いまは日中ビジネス関係も、かつての二国間(バイ)貿易から比重が移り、貿易→投資促進(しかも一方向から双方向に)に移り、アジア全体で多国間(マルチ)ビジネス取引が活発化しており、民間貿易・投資が一層盛んになっているとのことでした。 このなかで、中国の州や市ごとの対日投資促進ミッションなども規模が大きくなっており、中国全土の中国企業の格付け信用調査も一層重要になっており、国貿促への要請や問い合わせも多岐にわたってきていることがわかりました。
  また片寄先生は社会交流活動にも力点を入れ、著書の「人歩み、路を成す」(図書出版)をモットーにますます活躍されています。先生は講演会やセミナーでも大学などで生きた中国語や日中ビジネスの講師を務められ、岡部も10月31日に早稲田大学(アジア太平洋研究科)での中国建国60周年記念セミナー(中国社会科学研究会主催)でご講演を拝聴し、先生から著書の寄贈を受け、大変光栄でした。 いま日本企業が経済成長著しい中国ビジネスに精力的に取り組みますます日中貿易ビジネスの両国間の架け橋が求められるときだけに、片寄さんのご講演は勉強になり、胸に響きました。

 
日本国際貿易促進協会で片寄専務理事と記念撮影
(真ん中 片寄先生、左 岡部社長、右 小林顧問)


著書「人歩み、路を成す」の表紙
私見 ~日中の軌跡と展望~(図書出版)


以 上