北京事務所 張晶磊所長が「中国人留学生、日本留学シンポジウム」に参加

                           

平成21年1月24日
セリングビジョン株式会社(北京事務所)

  去る1月17日当社の北京事務所・張晶磊所長が中国工程院で行われたシンポジウム「中国人留学生、日本留学者の中日両国間における役割」に参加し、2009年迎春会に出席しました。会議の主催者は中国工程院(中国国務院の直轄機関)と留日同学会であり、楊振亜・元駐日大使(留日同学会顧問)、李東翔・前駐日公使(国家漢弁顧問)、国家漢弁副主任胡志平、道上尚史・駐中国公使、中国日本商会の代表を始めとする国内外各界の賓客や、優秀な日本留学経験者の代表30人あまりが出席しました。
  中国人留学生、日本留学会旭日干会長は「1978年に改革開放政策を打ち出して、中国政府が日本に留学生を派遣して以来、中国人留学生は一陣、また一陣と知識欲と報国の理想を胸に日本へ渡り、中国の経済建設の事業に重大な貢献を果たし、人々から尊敬される多くの学者を輩出してきた」と指摘。先賢を模範として、小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面的な建設と、中華民族の偉大なる復興のために新たな貢献を果たすよう、内外の学者に呼びかけました。2008年から、中国が改革・開放政策を実施しての30周年を記念する行事が中国各地で行われています。今回の会議でも中国人留学生、日本留学代表が日中両国間の経済、文化、技術交流についての発表が数多くありました。北京燕京ビールの高同強代表をはじめ、日本留学の帰国者代表たちは、両国の食文化の交流、日本向け野菜輸出、日本中小企業の技術力、中国人日本留学生の役割をテーマに交流が行われました。
  同会の于隷群・常務副会長は司会をつとめ、会議の初頭にあいさつし、「留学生は内外の交流と連携の懸け橋です。相互学習、相互交流、共同発展の促進に特別な働きを持っており、社会の進歩と発展を促す重要な力です」と強調。「現在、中国の政治・経済・教育・科学技術・文化の世界で活躍している日本留学経験者は、日本で学んだ知識・技術・文化などの知識を祖国の現代化建設事業に応用するだけでなく、自覚的に両国交流の強化、中日友好の民間大使の役割を担っています。」と述べました。または、会議の参加者全員に、「日本留学回想録」と「日本留学百年―中国人日本留学110周年」を記念する書籍と写真集が送られました。
  会議のあと、中国工程院の大ホールで、「2009年迎春会」が行われ、約200名の中国人日本留学帰国者が参加しました。中国人日本留学会旭日干会長と在中国日本国大使館広報文化センター道上尚史公使はそれぞれ中国人日本留学会を激励し、新春のご挨拶をしました。


参考資料:

1、当社と欧米同学会との交流関係:
  当社は、2006年より岡部社長の引率で、中国から日本に留学した経験のある中国有識者で会員を構成している留日同学会・欧米留学会を三度訪問しました。同会の旭日干会長(前内モンゴル大学・学長)、于隷群副会長とともに、張新宇秘書長および燕京ビール(北京)の高同強社長とは定期交流関係を築いた。
  留日同学会は、欧米留学会と事務局を同じくしており、北京の中心地「天安門」に隣接しており、中国政府などが日本や欧米諸国に派遣留学した方々や、自費留学した親日派の会員を中心に構成されており、百年以上の長い伝統と豊富な人脈を誇っている。
  当社は、IT・教育会社としてビジネス中国語の検定制度の日本導入に関し、その円滑な中国語普及に、ITと語学教育両面で努力しており、光ファイバー関連機材の中国からの生産・輸入にも関わっている。
  于副会長からは、「日本語も中国では人気が高いが、ぜひ日本でも中国語の普及を図ってほしい。漢字は両国とも共通であり、中国語・日本語を互いに学ぶにはいい機会である。語学の壁を打ち破り、両国のビジネスの交流、文化の交流を促進してほしい。留日同学会の会員は、二十数か所の拠点で中国全土で活躍しているため、協力をしていきたいと思います」と温かい激励のコメントをいただきました。
  当社の北京事務所張晶磊所長も留日同学会の会員です。
  なお留日同学会・欧米留学会のホームページは下記の通りです。

http://www.coesa.cn


2、会議の模様に関する写真:

中国人留学生、日本留学者のシンポジウム会場

留日同学会の旭日干会長との記念写真

楊振亜・元駐日大使先生との記念写真

李東翔・前駐日公使(国家漢弁顧問)との記念写真

国家漢弁副主任胡志平先生との記念写真

「日本留学百年」の写真集と「日本留学回想録」


以 上