BCT(基礎)
BCT基礎は通常のBCTよりも簡単な内容を扱う試験として日本で試験実施されました。中国の教育部（国家漢弁）ではBCT基礎の内容を踏まえ新BCT（仮称）として通常のBCTよりも簡単なレベルの級別の試験を検討中です。（※通常のBCTおよびYCTは引き続き実施されます。）

中国政府実施のBCTビジネス中国語試験(基礎)

　　BCT（基礎）は、日常職場で使う中国語レベルを評価する国家級の国際標準化試験であり、BCTを受ける前の基礎試験であり、ビジネス中国語の学習者が増えることを期待しています。英語名は、Business Chinese Test(Basic)試験であり、略称はBCT（基礎）です。 BCT（基礎）は、日常生活、社交的な場面や職場のなかで、実際に中国語を用いてコミュニケーションを行う基本的な能力を測るものです。

• BCT（基礎）は、第一言語が中国語でない方を対象とします。その対象には海外諸国の一般職業人、職場で中国語研修を受講した会社員、孔子学院でビジネス中国語を学習した方々が含まれます。　
• 新HSK（2級）に合格するレベルで、再びビジネス中国語を学習したい人が最も受験に適しています。

• 各種の教育スクール機関の授業の手助け、学生募集、クラス分けに際して、学生のビジネス中国語レベルを評価。
• 企業などにおける採用、選抜、昇格など人事面での決定に際して、社員のビジネス中国語レベルを評価。
• 各教育機関、研修スクール機関での教育・トレーニング実績効果を評価。
• 就職、採用及び昇進を希望している社員のビジネス中国語能力レベルを評価。
• 中国語学習者がビジネス中国語レベルを理解し、一層向上させる目安 。

三、試験等級

　　BCT（基礎）は、1級から3級までの等級があります。BCT（基礎）3級のレベルは現有のBCT3級と同レベルであり、新HSK3級よりレベルが上です。BCT（基礎）の各等級の単語量は下記の通りです。

高
	BCT（基礎）	単語量
	3級	800
	2級	400
	1級	200
低	BCT(基礎)3級＝BCT3級　BCT(基礎)3級>新HSK3級

四、試験問題構成

　　BCT（基礎）は、「ヒアリング」と「読解」の2項目から構成されています。各項目の問題数及び解答時間は下記の通りです。

五、成績報告書

　　BCT（基礎）成績報告書には、「ヒアリング」、「読解」、「総得点」3つの点数及び等級が表示されます。 「ヒアリング」、「読解」の満点は各100点です。「総得点」は、「ヒアリング」、「読解」の合計点数であり、満点が200点です。 「ヒアリング」の点数、「読解」の点数及び「総得点」により、BCT「基礎」の「ヒアリング」等級、「読解」等級及び「総等級」が判定されます。
＊3級合格者には認定証書をお送りいたします。
＊等級の合格はヒアリングと読解の点数を合計した総得点で合格ラインに達していることが条件となります。
▼各級の合格点は下記のとおりです。