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BCTの出題形式



  BCTの出題形式は@「ヒアリング」と「読解」とA「会話」と「作文」から構成されています。

一、BCTの出題形式:@「ヒアリング」と「読解」

  BCTの出題形式@には、「ヒアリング」と「読解」という2項目があり、各項目の問題数及び解答時間は下記の通りです。

表4 BCTの出題形式(ヒアリングと読解)
試験項目問題数解答時間
ヒアリング問題50問40分
読解問題50問60分
合  計100問100分

(一) ヒアリング

  ヒアリング問題用紙は、4つの部分から構成されています。出題形式、問題数及び割合は下記の通りです。

表5 ヒアリングの出題形式、問題の数及び割合
出題形式問題数割合(%)
1、選択問題12問24%
2、選択問題20問40%
3、選択問題10問20%
4、穴埋め問題8問16%

  第一部分(12問)は3選択問題です。12の短文を聞いた後に、A、B、Cから適当な解答を選びます。答案用紙には問題と解答を印刷していないので、受験者は適当な解答を選んで、答案用紙に書きます。各問ごとに、7秒間の解答時間を設定しております。

  第二部分(20問)は4選択問題です。20問の会話或いはスピーチを聞いた後、A、B、C、Dから適当な解答を選びます。答案用紙には問題と解答を印刷してありますので、受験者は適当な解答(絵か文字)を選んで、答案用紙に書きます。受験者はまず設問(録音)を聞きます。続いて会話あるいはスピーチを聞きながら、解答を選びます。各問ごとに、10秒〜15秒間の解答時間を設定しております。

  第三部分(10問)は4選択問題です。やや長めの三つの会話あるいはスピーチが流されます。それぞれに幾つかの問題が出ていますが、問題および解答A、B、C、Dが解答用紙に印刷してあります。受験者はまず設問(録音)を聞きます。続いて解答を選びます。各問ごとに、30秒〜40秒間の解答時間を設定しております。

  第四部分(8問)は穴埋め問題です。問題用紙には幾つかの短い文章を印刷してあります。文章の中には穴埋め用の空欄(空欄のところには問題の番号)があります。受験者は会話あるいはスピーチを聞きながら、空欄のところには問題の解答番号か文字を書きます。各問ごとに、30秒〜40秒間の解答時間を設定しております。

  ヒアリング問題は1回のみ流されます。受験者は解答を解答用紙に書きます。
  ヒアリング問題は、受験者が録音問題からいかに関係情報をつかむかという能力を測ることに重点を置いています。その具体的な能力は下記の通りです。

  1. 標準語での普通の速度の会話あるいはスピーチを聴き取る能力。自然のスピードで、問題(録音)を流しており、170〜260字/毎分です。
  2. 問題の内容は、ビジネスおよびビジネスに関係する日常業務範囲内とされます。問題内容となっている題目および口調から会話の言語環境および話し手の身分、立場を推測する受験者の言語能力を測ります。
  3. ビジネスで常用される言語習慣を理解し、話し手の真意を把握する能力を測ります。
  4. 話の要点およびポイントを聴き取ると同時に、記録を取ることもできる能力を測ります。

(二)読 解

   読解問題は、4つの部分から構成されています。出題形式、問題の数及び割合は下表の通りです。

表6 読解の出題形式、問題の数及び割合
出題形式問題数割合(%)
1、選択問題22問44%
2、選択問題12問24%
3、選択問題10問20%
4、設問解答式6問12%

  第一部分(22問)は選択問題です。問題用紙に幾つかの短文があって、内容はビジネスおよびビジネス業務に関係するものです。題材、短文の長さ、難易度がそれぞれ異なっています。内容の例:掲示板、メモ帳、携帯メール、電子メール、ファックス、ビジネスレター、広告、告示、通知書、図表、伝票、製品説明書、新聞記事、ビジネス文書、ビジネス専用ホームページ等に及んでいます。短文の後に、幾つかの設問があります。受験者はA、B、C、Dから適当な解答を選び、その番号を書きます。
読解問題は受験者の文章理解の能力を測ることに重点を置いています。その具体的な内容は下記の通りです。

  1. 具体的な文字情報から役に立つ情報をつかんで、目的を達成する能力
  2. ビジネス分野で常用される図表の意味を正確に把握し、中国語文章の表現法を理解する能力
  3. 読解文の要点を理解し、細部を把握する能力
  4. 読解文を読んだ上、物事を推測する能力
  5. 読解文の作者の考えおよび意図を理解する能力

  第二部分(12問)は4選択問題です。適当な言葉を選んで、穴埋めする問題です。問題用紙にはビジネス文書あるいは社会生活に関係する二つの文章が印刷してあり、幾つかの穴埋め用の空欄があります。受験者はA、B、C、Dから文章と関わりのある最も適当な解答を選び、その番号を書きます。
  この12問の問題は受験者の文章理解の総合能力を測るための設問です。文章全体を理解した上で、類義語の識別能力、中国語の常用文法の構成に慣れることに重点を置いています。

  第三部分(10問)は4選択問題です。設問および選択用解答のA、B、C、Dが問題用紙に印刷してあります。受験者は文章を通読した上、設問と最も密接な関係のある解答を選んで、答案用紙に書きます。
  この8問の問題は受験者が文章から関係情報を見い出した上で、情報の比較および読解の能力を測るためのものです。

  第四部分(6問)は設問に答える問題です。6つの問題と比較的長い文章が印刷されてあります。受験者は文章を通読した上、解答します。但し、解答の字数は1文字〜10文字までとします。問題用文章は契約書、法律・法規・条例、ケーススタディ、会社紹介、経済界の人物紹介等に及んでおり、主に新聞、雑誌、書籍およびインターネットから選び出したビジネス分野の文章です。
  この6問の問題は受験者が文章から有用な情報をスピーディに探し出す能力を測るためのものです。その具体的な能力は下記の通りです。

  1. 迅速に必要情報を把握する能力。
  2. 最も簡潔な文で答えを書く能力。



二、BCTの出題形式:A「会話」、「作文」

  BCT出題形式Aには、「会話」と「作文」という2項目が含まれており、各項目の問題数及び解答時間は下記の通りです。

(一) 会 話

表7 BCT試験の出題形式(会話と作文)
試験項目問題数解答時間
会話問題2問10分
作文問題2問40分
合  計4問50分

  会話問題には2種類の課題があります。1題目の準備時間は1分30秒であり、問題(録音)を流す時間は1分間です。2題目の準備時間は2分30秒であり、問題(録音)を流す時間は2分間です(録音問題の解説時間と試験時間とあわせて10分間)。
  会話問題は録音テープを聴く方式を取っていますが、具体的な流れは下記の通りです。

  1. 受験生は問題用紙を見ながら録音を聞きます
  2. テープの中には、幾つかの話題について、録音をしてあります。それを聞いて問題に適切な答えを解答(音声録音)していきます。
  3. 問題ごとに説明および答え方に関して解説しております。
  4. 受験生が準備を整えます。
  5. 準備ができたら、問題と関係のある一区切りの録音問題が流されます。受験生はそれを聞いたあと、解答(音声録音)していきます。
  6. 録音問題が終了する10秒〜15秒前に、電子音が聞こえますので受験生は会話問題を終了させます。
  会話試験は、ビジネスあるいはコミュニケーションを行う上で必要な中国語会話能力を測るためのものです。
  その具体的な能力は下記の通りです。
  1. 口頭表現によって、与えられた任務を遂行する能力。
  2. 正確に、流暢かつ適切に表現する能力。

(二)作 文

  作文問題にはビジネスあるいはビジネスコミュニケーションに関係する問題が2問あります。問題は文章あるいは図表で出題し、受験生は作文によって解答します。作文は手紙か短い説明文、あるいは評論文という文体が主体です。
  字数については、1題目は80字〜120字とし、2題目は250字以上とします。
  試験時間は40分です。
  字体については、漢字(繁体字使用は可)で書きます。漢字の1文字と句点は1マスを使用します。

  作文試験は、ビジネスあるいはコミュニケーションを行う上で必要な中国語を用い、書面によって中国語を表現する能力を測るためのものです。
  その具体的な能力は下記の通りです。

  1. 中国語を用いて、文書によって与えられた任務を遂行する能力。
  2. 論理、論拠を明白に、流暢且つ適切な中国語を書く能力。

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